頭痛が続くのはもしかして熱中症?症状や対処法、おすすめの飲み物は?

5月に入ってから夏日が多くなってきましたね。

日焼けも気になるところですが、とくに心配になるのが水分不足や熱中症。

今回は熱中症になるとどうなるのか、対策方法について管理栄養士のしろくまがご紹介します。

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夏だけじゃない!熱中症はいつなる?症状は?

『熱中症』とは、暑い環境で生じる健康障害の総称のことです。

暑さによる様々な症状のことをひっくるめて熱中症とよんでいたのですね。

それでは、熱中症にはどのような症状が含まれるのでしょうか。

・熱失神

特徴:めまい、一時的な失神、顔面蒼白、脈は早くて弱くなる

原因:皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなったとき

・熱けいれん

特徴:筋肉痛、手足がつる、筋肉がけいれんする

原因:大量に汗をかいた時に、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下したとき

・熱疲労

特徴:全身倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下

原因:大量に汗をかいた際に、水分補給が追いつかなく、身体が脱水状態になったとき

・熱射病

特徴:体温が高い、意識障害、呼びかけや刺激への反応が鈍い、言動が不自然、ふらつく

原因:体温が上昇しすぎた為に、中枢機能に異常をきたしたとき

上記の状態が全て熱中症ということなのですね。

さて、症状が分かったところで、次はいつ熱中症になってしまうのか?についてです。

そりゃあ暑い時に決まってるだろうって思いますよね、そうです、暑い時は危険です。

ただ、『暑い環境』だけが熱中症を引き起こす原因ではないのです。

実は、『環境』の他に『からだ』と『行動』も要因に含まれてくるのです。

・環境

ex) 気温が高い、湿度が高い、風が弱いetc.

・からだ

ex) 激しい労働や運動によって、体内に著しい熱が生じる、暑い環境に身体が十分に対応できないetc.

・行動

ex) 激しい運動、屋外作業、水分補給が出来ない状況etc.

これら3つがかけ合わさることで熱中症になってしまう恐れがあるのです。

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熱中症対策に有効なのは?

熱中症にならないようにするには下記に注意しましょう!

・涼しい服装

・帽子や日傘で強い日差しをブロック!

・涼しい所で適宜休む

・水分と塩分の補給

なぜ水分だけじゃなく塩分も摂る必要があるのかというと、塩分(ナトリウム)は筋肉の収縮を調節する役割があるからです。

筋肉の収縮がうまく出来なくなったらそりゃけいれんもするだろうなって思いますよね。

熱中症対策に!おすすめな飲み物はこれだ!

厚生労働省は熱中症対策として、塩分が0.1〜0.2g/100ml以上の水分を飲むことを推奨しています。

自分で作るのも手ですが、簡単に手っ取り早く摂取するには市販品の飲料を飲むことも効果的です。

それでは、水分と塩分を同時に補給出来る飲み物は何かないか、ということで、

現在、飲料メーカーが販売している商品の一部をご紹介します!

・大塚製薬 ポカリスエット

・コカコーラ アクエリアス

・サントリー グリーンダカラ

・経口補水液

etc.

これらは塩分の他に糖分も入っています。

糖分も入っていると嗜好的に飲みやすいということもあるのですが、水分や塩分が体内に吸収されやすいという利点があります。

お茶で水分補給される方もいるかと思いますが、お茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、水分が体外に排出されやすいので、熱中症予防の観点では、あまりオススメ出来ません。

飲むときにはカフェインが入っていない麦茶や、含有量の少ない玄米茶を飲むようにしましょう!

それでは、しっかり水分補給をして、元気に夏を過ごしましょう!

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